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体の冷えは、免疫力の低下につながると言われています。
なぜなら、酵素の力が弱くなることや血液の粘度が高くなるからです。
そのため、免疫力を高めるには体を温めることが大切です。
この記事では、免疫力を高めるために欠かせない「温活」について詳しくご紹介していきます。
免疫力を高めたい方はぜひ参考に読んでみてください。
免疫力が低いとどんなことが起こる?
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免疫力が低いと、どのようなことが体の中で起こるのでしょうか?
酵素には、たんぱく質を合成・分解したり、ウイルスを分解したりする役割があります。
しかし、体温が下がると酵素が反応する速度が鈍るため、体を守る機能が低下してしまいます。
そのため、風邪を引くといった感染症に罹りやすくなります。
また、体の冷えは血液の温度の低下にもつながります。
体が冷えると血液の粘度が高まります。
血液はサラサラの状態でないと栄養や水を運ぶことができません。
体のむくみ |
肌荒れ |
体のだるさ |
不眠 |
食欲不振 |
免疫力の低下は、感染症にうつりやすくなるだけでなく、こういった体の不調も引き起こします。
病気や体の不調を防ぐためにも、免疫力を高めることがとても重要です。
免疫力の向上に欠かせない温活とは
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健康的に過ごすための理想の体温は、36.5~37.0です。
体温が1度下がると代謝が1、2割、免疫力が3割も低下してしまいます。
体温が上がることで、免疫力は一時的にですが5~6倍になると言われています。
そのため、理想の体温を維持することが大切です。
温活とは、その理想である適正体温まで体温を上げる活動を指します。
体温を上昇させて、体の免疫力を高めるのが目的です。
適正体温を維持することで、免疫細胞を正常に保てます。
温活の方法は様々ありますが、手軽にできるものが多いです。
毎日その日の体調や気分などに合わせて温活をしてみると良いでしょう。
リラックスしながらキレイに温活しよう
リラックスしながらキレイに温活したい人におすすめの方法をご紹介します。
大豆ミートで体を温めながらキレイに
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大豆ミートは、大豆が原料ながらも本物のお肉のような食感を楽しめる食べ物です。
大豆が原料なので、低脂質・低カロリーながらも高たんぱくといった特徴があります。
ビタミンE・大豆イソフラボン・食物繊維・ミネラルが豊富で、体を温めながらキレイに痩せることもできます。
ブロック・フィレ・ミンチタイプの大豆ミートがあるので、メニューに合わせて選ぶと良いでしょう。
ドライタイプの大豆ミートなら賞味期限も長く使いやすいのでおすすめです。
免疫力を高めながらダイエットしたい人にもおすすめの食材です。
お風呂に浸かって疲労回復しながら温活
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お風呂には浸からず、シャワーで済ませるという方も多いかもしれません。
しかし、体を温めたいならシャワーではなくお風呂に入りましょう。
肩までしっかりお風呂に浸かることで、体温が上がって血の巡りが良くなります。
39℃のお湯に15~20分浸かってみてください。
リラックス・疲労回復しながら体の芯から温まることができます。
入浴剤を活用することで、より快適なバスタイムにできるでしょう。
ハーブの効果でキレイに温活
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ハーブで温活というと、「ハーブティーを飲む」「ハーブを使って調理する」というイメージを持たれる方も多いはずです。
しかし、ハーブは飲食以外の方法でも温活が可能です。
ハーブは生薬として使われているものも多く、ハーブを嗅いだり体に塗ったりしてもハーブの力を獲得できます。
ジンジャー
しょうがに含まれている「ジンゲロール」という成分は、乾燥すると温め効果が高まります。
生しょうがのスライスを茶葉で抽出して飲むか、市販の飲みやすいジンジャーティーを飲んでみてください。
体の芯から温まります。
カモミール
カモミールは、中々眠れない時にもおすすめのハーブです。
血行を促して寝つきやすくしてくれます。
また、リラックス効果も得られて一石二鳥です。
エキナセア
免疫力の低下を感じている時や手足の冷えが気になる時にはエキナセアがおすすめです。
免疫力を高めてくれます。
白湯でダイエット・デトックス効果を得ながら温活
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朝に体温を上げたい時におすすめなのが、白湯です。
白湯とは、沸騰させたお湯をぬるく冷ましたものです。
沸騰させることで、口当たりが柔らかくなり不純物がなくなります。
体の内側から温まるので、血行・代謝アップ効果があります。
ダイエット効果・デトックス効果・美肌効果・冷え性の改善に効果が期待できます。
朝食の30分前、昼食・夕食時に白湯を飲むとより効果的なので試してみてください。
しょうが・はちみつ・黒糖・梅干し・シナモンなどを足して白湯を飲むと、効果が高まります。
手軽に取り入れられる温活
最後に、手軽に取り入れられる温活をご紹介します。
適度な運動も温活効果あり
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長時間座っていたり、同じ姿勢で居続けると基礎代謝が落ちて冷えやすい体となります。
長時間のデスクワークや家事などの合間に、スクワットを取り入れるだけでも温活効果を得られます。
スクワットなら道具が必要なく、狭いスペースでもすぐにできます。
ふくらはぎに溜まった血液を心臓まで循環させてくれます。
また、軽いジョギングやストレッチ、ウォーキングも温活におすすめです。
冷え対策グッズを活用する
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夏でも冬でも、上手に冷え対策グッズを活用することは大切です。
夏は、気温が高くても冷房の風が直接体に当たることで体が冷えてしまいます。
冷房の風から体を守りたい時には、シルク製のものがおすすめです。
シルクは、敏感肌の方でも使えて汗をかいても体が冷えにくい素材だからです。
冬の場合には、靴下や腹巻、ホッカイロ、湯たんぽなどを上手に活用して体を温めてみてください。
食事で美味しく温活
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お腹を温めたい時には、カイロや腹巻、湯たんぽを使う方が多いことでしょう。
しかし、効果的にお腹を温めたいのであれば食事によって腸を温めることをおすすめします。
腸にはウイルスやばい菌と戦ってくれる免疫細胞があり、腸を温めるとその働きが強くなります。
具が入っていないスープよりも、具が沢山入っているスープの方が体温が上昇しやすいです。
そのため、朝起きたら具が沢山入ったスープを飲んで体温を上げると免疫力を高められます。
きんぴら汁やしょうがやねぎを使ったスープがおすすめです。
服を着る時は下半身と首を温める
下半身は心臓から遠くて重力により血が心臓に戻りにくいです。
そのため、下半身を温めることを意識した服装をしましょう。
ズボンや靴下を重ね履きして、下半身を温めることで血液が循環しやすくなります。
また、首・手首・足首と「首」が付く部位を温めることも有効です。
太い動脈が通っている箇所を温めることで、効率良く血液を届けられます。
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体温が低いと代謝や免疫力が低下してしまいます。
免疫力の低下は、体のだるさや頭痛、むくみ、食欲不振、不眠など様々な不調を引き起こしかねません。
感染症にもかかりやすくなってしまいます。
理想の体温は、36.5~37.0℃と言われているので、その適正体温を温活で維持できるように意識しましょう。
温活は、手軽にすぐに実践できるものばかりです。
食事や運動、入浴、重ね着などで体を温めて免疫力をアップさせられます。
紹介した方法を参考にして複数の温活を実践してみてください。
冷え性な方、不調が続く方、風邪を引きやすい方などは温活で改善されるかもしれません。